・鈴木庫三のような感じ方をしていた国民が多かっただろう。満州事変は中国との争いの結果で満州侵攻は方向変更ができないものだ。物資の逼迫に対応し、節約し、贅沢を避ける。好みを言わずに国家で一つになる。利益主義で己のことばかり考える財閥はいけない。
・清沢洌のような考えは今の時代の我々が理解できると思う。植民地経営など難しく通常の貿易関係が望ましい。全体を考えると日米貿易体制が日本の基本骨格になり、この協調関係が基礎だ。昭和8年の頃から軍の勢力が強く、昭和9年の陸軍パンフレット『国防の本義』、軍は平気なのか。昭和11年2.26事件もう本当におかしくなってきた。日中戦争はひどい。だから昭和13年アメリカが中国門戸開放を言ってきた。それに対する有田外相の「もう門戸開放じゃない、東亜の新秩序を作る」返事には困ったもの。日中が行き詰まり日独防共協定だけど、日支問題を解決し立ち直ろう。昭和15年9月日独伊三国同盟、それやったらアメリカが黙っていない。どうしようもなくなった。