アホノミクス安倍・黒田は指咥え傍観、日本国債暴落・日本破綻近し。
大前研一氏「ニュースの視点」
▼円安が進み、日本国債の暴落への危険性
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18日のニューヨーク外国為替市場で、
円が一時119円40銭と
2016年2月以来、
6年ぶりの円安水準となりました。
日銀の黒田総裁は
まだ今まで通りの政策を継続すると
発言していますが、
米国の国債利回りが上がってくると
その影響を免れないでしょう。
例えば、この1週間で、
円は115円から119円まで
4円も円安が進みました。
こうなると、
日本円で持っているよりも、
米ドルに投入した方が
得策だと考えるのは当然です。
日本円で貯金していても、
雀の涙ほどの利息しかつかないので
尚更でしょう。
今、新興国を含め、
世界中のお金が
米国へシフトしつつあり、
結果として
新興国の国債も弱くなっています。
これからさらに
円安に振れていく可能性が高いと
私は思います。
かつて日本は貿易黒字国でしたが、
今は貿易赤字に転落する
瀬戸際にある状況です。
一方で、
日本の対外直接投資と
第一次所得収支は伸びています。
日本は貿易輸出国というよりも、
投資国になってきているということです。
こうした状況を踏まえると、
日銀の黒田総裁が想定しているよりも
事態を深刻に捉える必要があると
私は見ています。
米国は今後も
さらに金利を上げていく姿勢を
見せています。
そうなると、
ますます日銀の国債が暴落して、
日本がひっくり返る危険性が
高まると思います