東京五輪のベタ褒め映画に付いたケチ。
引用:ツイッター
「NHKは男性に補足取材し、デモに参加する意向であることは確認したが、実際に参加したかどうか確認していなかった。金銭の受け取りについても、男性は別のデモに参加した時に現金を受け取ったことがあると説明していたという。」捏造だった
NHK大阪放送局は9日、2021年12月に放送したBS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」について、字幕の一部に不確かな内容があったと発表した。「五輪反対デモに参加しているという男性」と「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」という記述について、実際に五輪デモに参加した事実が確認できていないと説明した。NHKのディレクターらの確認が不十分だったとして、視聴者におわびした。
映画監督の河瀬直美さんは東京オリンピックの公式記録映画(22年6月に公開予定)の監督を務め、19年7月から撮影を進めた。番組はNHK大阪放送局の制作で、河瀬さんの撮影現場を長期にわたり密着取材し、21年12月26日に放送、同30日に再放送した。
「反対デモ、お金をもらって動員」
NHK大阪放送局によると、この番組中、五輪反対デモに参加しているとした男性が証言する場面で「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」との字幕を出した。
しかし、NHKは男性に補足取材し、デモに参加する意向であることは確認したが、実際に参加したかどうか確認していなかった。金銭の受け取りについても、男性は別のデモに参加した時に現金を受け取ったことがあると説明していたという。放送後に視聴者から指摘を受け、NHKが今年1月に改めて男性に確認したところ、男性は五輪反対デモに参加したかどうか記憶があいまいだったという。
番組は河瀬さんが製作している公式記録映画と内容が異なり、NHK大阪放送局は既に河瀬さんに謝罪。「河瀬さんらに責任はありません。番組内容のチェック機能の強化など、再発防止に向けた取り組みを進めます」とコメントした。【倉田陶子】