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天皇、貧困支援に取り組む元SEALDs 奥田父を御所に招き、意見の交換

天皇と皇后、がんばって!

 

引用:リテラ

天皇夫妻が貧困支援に取り組む元SEALDs 奥田父を御所に招き、ネトウヨ宮内庁を攻撃も…雅子皇后は貧困問題に強い関心

2020.07.25 03:26
天皇夫妻が貧困支援に取り組む元SEALDs 奥田父を御所に招き、ネトウヨが宮内庁を攻撃も…雅子皇后は貧困問題に強い関心の画像1
奥田知志氏を招いた天皇夫妻(宮内庁HP)


 天皇・皇后が7月16日、ホームレスなど生活困窮者を支援するNPO「抱樸」理事長・奥田知志氏らを赤坂御所に招き、コロナ禍における困窮者支援について、話を聞いたことで、ネトウヨが「SEALDs の奥田の父親を天皇陛下に会わせるなんてけしからん」と噴き上がっている。

 たしかに、奥田知志氏といえば、近年では安保法制の反対運動で大きな役割を担ったSEALDSの中心メンバーだった奥田愛基氏の父として有名だ。しかし、本人はそれ以前から、北九州市で牧師をやりながら30年以上にわたってホームレス支援の活動を続けてきた人物で、今回のコロナ禍についても弱者へのダメージに危機感を持ち、自殺者やホームレスの増加をくい止めるため緊急支援活動をしている。

 天皇・皇后は4月以降、今回のコロナ禍に際し、専門家会議の尾身茂副座長、医療従事者、保健所関係者、保育士、高齢者施設関係者など、さまざまな専門家から、コロナによる影響やと取り組みについて繰り返しヒアリングを重ねてきた。そんななか、今回は生活困窮者について、奥田氏らに話をきいたのだ。

 ところが、このニュースが報道されるや、ネトウヨたちがツイッターこんな宮内庁批判を繰り広げた。

〈シールズの親を赤坂御所に入れてるようです!!〉
〈SEALDsの奥田愛基の父親を天皇陛下に合わせる宮内庁。〉
天皇陛下が赤坂御所でNPO法人理事長からご進講をお受けになられたが、この理事長はSEALDsメンバー奥田愛基の父親。 宮内庁内にも不逞の輩か。〉
〈奥田知志氏ってあのSEALDsの奥田愛基の父親じゃない?二人揃ってバリバリの活動家…宮内庁、しっかりせいよ…〉
〈バリバリの反日活動家を、どうして陛下に近づけるんだよ!!宮内庁、お前らは阿呆か!!〉
宮内庁工作員が⁉️〉

 こいつらはいったい何を言っているのか。そもそも、誰かの親だからといって「天皇に会わせるな」などとがなりたてること自体、どうかしているとしか思えないし、奥田氏は「反日活動家」などではない。前述したように、貧困問題に真摯に取り組んできた人物であり、今回のコロナ禍でも、自殺者やホームレス増加をくい止めるため「コロナ関連死をくい止めるため支援付き住宅を提供」するプロジェクトのクラウドファンディングも行なっている(https://readyfor.jp/projects/covid19-houboku 7月27日締め切り)。

 コロナ禍で収入が大幅に減少したり職を失うなど生活の危機に晒される人たちが多数出て、路上生活者や生活困窮者の状況悪化も懸念されているなか、慈善活動のシンボル的役割も担う天皇夫妻がこうした人物の意見を聞くことは当然であるどころか、非常に意義深いと言っていいだろう。