定例会見で「8時にはみんなかえる」ポスターを披露する小池都知事(撮影・鎌田直秀)
「8時だヨ! 全員かえろう」キャンペーンが、人流抑制を促す次の一手だ。東京都の小池百合子知事が4日、定例会見で公表した。 【写真】上野動物園のパンダ「シンシン」の妊娠兆候を報告する笑顔の小池都知事 平日夜間の人出を減らすことを目的に2種類のポスターや動画を作成。ポスターを手に「職場からかえる、お店からかえる、寄り道せずかえる、ウチで気分をかえる。カエルシリーズになっています」と説明し、感染力の高い変異株対策に徹底を求めた。夜間の人流が増えることに比例して新規感染者数が増加する分析を強調。「だからこそ、8時だよみんな帰ろうと、働き方の意識も変えていただきたい。諸外国では家でご飯を食べに帰って来ないお父さんは離婚なんてこともある」と念を押した。同時進行でワクチン接種のスピードアップを図る。この日、都独自では初となる8日オープンの大規模接種会場の築地ワクチン接種センターを視察。「築地を皮切りにギアを1段、2段上げていきたい」と力を込めた。【鎌田直秀】