引用 日刊ゲンダイ
岩田明子氏はコメント下手すぎ…元NHK名物記者もワイドショーじゃ使えない?
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先週末は安倍晋三元首相の銃撃死1年の特集を組んだテレビ番組が多かったが、意外に出番が少なかったのがNHK元解説委員・岩田明子だ。 NHK岩田明子氏 祝賀パレード特番で“安倍総理”連呼の違和感 「アベに最も食い込んだ女性記者」がキャッチフレーズなのだから、出演依頼が殺到し、びっくり仰天の裏情報を明かすかと期待されたが、話題になったのは、安倍と旧統一教会の親密な関係は知らなかったという8日放送の「ウェークアップ」(読売テレビ・日本テレビ系)でのコメントだった。 メインキャスターの野村修也(弁護士)に「長らく安倍元総理を取材されてきました。いわゆる統一教会との関係。かなり前から知っていたんでしょうか」と質問されたが、「記者時代は私はまったく把握していなかったんです。関係性を知ったのは銃撃事件の前夜の最後の電話だった」と拍子抜けする説明。スタジオはドッチラケとなった。さっそくネットでは「ジャーナリストを自称しながらウソつくな」「知っていながら報道しなかったんだろ」という投稿が相次いだ。
この番組だけでなく、「岩田は使えない」という評判は、ワイドショーや情報番組で広がりつつある。NHKの名物政治記者と鳴り物入りで登場させたものの、コメントはトンチンカンだし、政治ネタも当たり障りのない解説ばかり。時に岸田政治を批判するが、「それに比べて安倍さんは立派だった」と言いたげなのが透けて見える。 いかにコメント下手か。広末涼子のダブル不倫について、「めざまし8」(フジテレビ系)でこんなことをしゃべっていた。 「(政治では)いろいろな有事とか危機管理が出てきましたけど、芸能人の方の有事についても、一定の基準みたいなものをつくってみてはどうでしょうか」 どこまで暴露されたら不倫を認めるのかの基準をつくれということなのかな。いやあ、何を言いたいのかわからん。 「NHK時代もコツコツ調べたり、鋭い解説をするタイプではなかったですね。安倍に食い込んでいただけで、記者としての評価は高くありませんでした。『ニュースシブ5時』のレギュラー解説も担当したけど、まったく存在感がなかったものね」(NHK記者OB)
岩田は安倍の辞任をいち早く伝えたりしたが、あれほど安倍に食い込めたのはなぜなのか。
「岩田は安倍総理に食い込んだというより、昭恵夫人やゴッドマザーの洋子さんとウマが合ったんです。岩田は結構ミーハーなので、芸能ネタや事件ものに詳しく、安倍家女性陣のいい話し相手でした。安倍総理がまだ帰宅していなくても上がり込んで、3人でテレビ見ながらジャニーズにキャアキャア言ったり、安倍の悪口で盛り上がったりしてたんです」(全国紙元安倍派担当キャップ)
安倍一周忌も終わり、テレビからのお呼びはいよいよ減りそうだが、拾うナントカで、自民党安倍派が秋の解散・総選挙に向け、岩田に出馬を打診しているという情報が流れてきた。
岩田も近著「安倍晋三実録」で、安倍は「第3次安倍政権」の2024年発足を目ざし、自分は「戦友のように感じながら日々の取材をこなしていたのかもしれない」と書いている。選挙、出たいんだろうな。
(コラムニスト・海原かみな)