引用:2018年3月7日
桜田淳子「統一教会」極秘講演会のキテレツ生肉声(4)恩師の遺言は「統一教会の脱会」
そもそも、桜田が統一教会に興味を持つようになったのは、デビューから4年後の19歳頃のことだったという。
「サンミュージックの創始者・相澤会長は、デビューした頃に桜田の姉が統一教会に入信したことで、その影響を恐れて自分の家に桜田を下宿させていた。それでも結局、姉に勧められるうちに入信することになったのです」(芸能プロ関係者)
中学2年で出演したオーディション番組「スター誕生!」(日本テレビ系)で、番組史上最高の芸能プロダクション25社から獲得オファーのプラカードが上がり、桜田の芸能生活はスタート。73年に「天使も夢みる」で歌手デビューすると、「夏にご用心」「はじめての出来事」など数々のヒット曲を飛ばしていたやさきの入信だった。しかし、一部の関係者を除いて、桜田の信仰について知る者は少なかったという。
ところが80年代に入り、統一教会による霊感商法が社会問題化。信者が壺や印鑑などを法外な値段で売りつけるという強引なやり口で、批判の矢面に立たされた。
「さらには『週刊文春』が統一教会のキャンペーン記事を掲載。新体操の山崎浩子に続いて、桜田も現役信者であることを告発。桜田は信者であることを認めたばかりか、霊感商法について聞かれた時に、『どこが悪いんですか?』『普通のビジネス』と擁護するなど、熱狂的な信奉者であることをカミングアウトしました」(ベテラン芸能記者)
その後、合同結婚式に参加してからは、その消息をうかがい知ることはまったくなかった。
「結婚後は夫と福井県敦賀市で暮らしていたものの、00年に夫の実家がある兵庫県西宮市に転居。その4年後には都内のマンションに引っ越しています。西宮に引っ越した際に夫のA氏は経営していた会社を畳み、現在は投資などの資産運用で生計を立てていると聞いています。東京のマンションに居住した頃、頻繁に住民以外の人が出入りしていると近所で話題になり、統一教会の信者だったというのがもっぱらです」(前出・芸能プロ関係者)
芸能界と距離を置いても「花の中三トリオ」と呼ばれた森昌子(59)や山口百恵(59)とは連絡を取り合っていた。
「子育てに忙しかった時は電話や手紙でやり取りしていたようです。昨年、森さんは周囲に、桜田さんと会う約束をしていると話していたそうで、交流は続いているようです」(音楽ライター)
ファンの声援が恋しかったようで、桜田は東京に戻ってきた時、相澤会長のもとを訪れて芸能界復帰を相談したこともあった。
「相澤会長は、『いつでも復帰していい。全面的に協力するから』と約束していました。それでも一つだけ条件を出していて、それが統一教会からの脱会だったのです」(前出・音楽ライター)
会長との約束を果たすためなのか、ここ1、2年でサンミュージック関係者の間では、桜田について二つの情報が飛び交っていた。
「夫のA氏が脱会したというのです。そうなれば桜田も統一教会から一緒に離れていても不思議ではありません。もう一つは、二人が離婚したという情報です。それでゆくゆくは統一教会から脱会して身辺整理をしたあと、本格復帰するのでは、という話が聞こえてきました」(前出・ベテラン芸能記者)
全国霊感商法対策弁護士連絡会の事務局長・山口広弁護士はこう警鐘を鳴らす。
「信者の中には、献金のプレッシャーで、ノイローゼになって苦しんでいる人がいます。それにもかかわらず、桜田さんの講演を文字で起こし、『桜田さんも頑張っているんだから、皆さんも頑張ろう』という意味で、幹部が信者にメールを送ってくるのです。これまで、統一教会は数々の問題を起こして今も裁判が続いている中、注目される立場のタレントとして復帰することは、統一教会に認められたイメージを社会に植えつけることになる。勧誘活動や献金などの活動を活発化させる口実につながるため、我々としては絶対に容認することはできません」
いまだに「広告塔」として布教活動に精を出す桜田。芸能界に本格復帰するならば、その信仰について、あらためて表明すべきだろう。