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岸信千世氏、ホームページ掲載の家系図を削除 SNS上で批判相次ぐ
自民党の岸信夫・前防衛相の辞職に伴う衆院山口2区補選(4月23日投票)に立候補を表明している長男の信千世氏(31)が、政治活動のために立ち上げた自らのホームページ(HP)に家系図を掲載していたことが物議を醸している。SNSでは、元首相らが名を連ねる「政治一家」のアピールともとれる家系図の掲載に批判が上がっていた。 【写真】岸信千世氏のホームページに掲載されていたプロフィール。家系図が添えられていたが、その後削除された 家系図は13日午後に削除された。地元事務所は削除したことを認める一方、理由について「回答を控える」としている。 HPは、信千世氏が今月7日に記者会見して補選への立候補方針を表明した後、翌8日に開設された。家系図はトップページに本人の略歴と並べて掲載され、信夫氏の祖父・岸信介元首相やその弟の佐藤栄作元首相、信夫氏の兄の安倍晋三元首相、その父の晋太郎元外相、晋三氏の祖父で衆院議員だった寛氏の名が記されていた。 この家系図について、ツイッターなどで「政治を『家業』としか考えていない証左」「家系図が一番のセールスポイントに見える」など批判の投稿が相次いでいた。 信千世氏は立候補表明の際、「世襲」批判に対して「こういう家庭環境であったからこそ政治の話題が比較的身近なものとなった」などと語っていた。(前田健汰)