引用
小林県議の辞職求める 伊賀の同性カップル、議長宛てに要望書提出 三重
【坂三事務局長(右)に要望書を手渡す嶋田さん=県議会議事堂で】
小林貴虎三重県議(自民党、1期、津市選出)のツイッター投稿を巡る問題で、過去に小林氏の投稿で被害を受けた同性カップルが13日、小林氏の議員辞職を求める要望書を前野和美議長宛てに提出した。 要望書を提出したのは伊賀市の農業、嶋田全宏さん(46)と加納克典さん(43)。2人は昨年3月、小林氏に性的マイノリティーに関する公開質問状を送った際、封筒に記載した住所をブログに無断で公開された。 要望書は「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」と投稿した小林氏を「不適切な発信を繰り返して特定の国や民族、さまざまなマイノリティーを傷つけている」と批判し、速やかな議員辞職を求めた。 また、旧統一教会と小林氏の関係が報道されていることに関連して「同性パートナーシップ制度に強硬に反対するなど、旧統一教会の考え方と小林氏の態度が一致する」とし、関係性を調査するよう求めた。 この日、嶋田さんが県議会議事堂を訪れ、坂三雅人議会事務局長に要望書を手渡した。嶋田さんは「一市民の要望書では小さな力だが、繰り返される差別的なツイートに黙っていられなかった」と述べた。 この要望書を巡っては、前野議長が「過去に議長が個人から要望書を受け取った例がない」などとして、直接の受け取りを拒否していた。坂三局長は「責任を持って正副議長に伝える」と説明した。