偉大なカナダ人たち
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偉大なカナダ人たち
2004年、カナダ放送協会(CBC)は、全カナダ人の投票(電話、イン ターネット、手 紙)によって、最も偉大 なカナダ人を決めようという企画を行った。投票の結果、第一位から第十位までは以下のようになった。
あなたは偉大なカナダ人を何人知ってますか? |
一位 | トミー・ダグラス(1904-1986) カナダの医療保険制度(メディケア)の父。社会主義者。現在、カナダは国民皆保険制で、医者に診てもらう費用 は全額政府負担になってい る。その医療制度を提唱し、実現のために努力した。カナダのサスカチュワン州の州首相を経て、新民主党党首となり連邦議会議員へ。その力のこもった熱い弁 舌は 多くのカナダ人に感銘を与えた。 |
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二位 | テリー・フォックス(1958-1981) 19歳の時、癌により片足を失い義足をつける。しかし、それにめげず、22歳の時、カナダの東岸から西岸までランニングで 横断し ようと試みた。143日、5373km走ったところで(目標の半分弱)、残念ながら、体調を壊して入院。癌が肺に転移していた。翌年、帰らぬ人となる。し かし、彼のひたむきな走りは多くのカナダ人に感動を与えた。 |
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三位 | ピエール・エリオット・トルドー(1919-2000) カナダの元首相(在任1968-1979;1980-1984)。(2言語)公用語法、多文化主義、新憲法、などを制定し、現在のカナダの政治や社会に大 きな影響を与えた。フランス系の父と英国系の母と の間に生まれる。ケベック州出身ながら、ケベック州の分離独立に一貫して反対し、一つのカナダを目指した。型破りな、しかし、知的で、カリスマ性をもった 言動により、常に国民の注目を浴び続けた。 |
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四位 | フレドリッヒ・バンティング(1891-1941) インシュリンの発見者。ノーベル医学・生理学賞を受賞。 |
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五位 | デイビッド・スズキ(1936- ) 生物学者。カナダのテレビ番組に長年出演して、自然環境を保護することの大切さを説いている。日系カナダ人。子供のころに第二次大戦が起こり、日系人強制 収容所に入れられた経験を持つ。 |
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六位 | レスター・ピアソン(1897-1972) カナダの元首相(在任1963-1968)。首相になる以前に、スエズ危機の解決に貢献したことでノーベル平和賞を受賞(1957年)。首相在任中にはカ ナダ国旗(メープルリーフ・フラッグ)の制 定、年金 や医療保険制度(メディケア)の導入に貢献した。また、1963年に「二言語二文化調査委員会」を発足させた。この委員会の報告が、後の、公用語法、多文 化主義につながる。 |
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七位 | ドン・チェリー(1934- ) アイスホッケーの解説者。毒舌(outspoken)らしい。 |
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八位 | ジョン・マクドナルド(1815-1891) カナダの初代首相(在任1867-1873;1878-1891)。建国の父。 |
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九位 | アレクサンダー・グラハム・ベル(1847-1922) 電話の発明者。 |
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十位 | ウェイン・グレツキー(1961- ) 元アイスホッケー選手。世界のアイスホッケー史上最高のプレイヤーといわれている。 |