【モスクワ時事】旧ソ連が旧日本軍731部隊などについて裁いた1949年の「ハバロフスク軍事裁判」に関する学術会議が6日、ロシア極東ハバロフスクで開かれた。プーチン大統領がメッセージを寄せ、49年の裁判はナチス・ドイツの戦犯を裁いた裁判などと同様に「人類に対する恐ろしい罪を犯した者たちに法的・倫理的な裁きを下した」と強調した。
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会議は専門家のほか、政府関係者も参加。歴史問題で日本をけん制する意図がありそうだ。プーチン氏は「事実と資料に基づく議論」は「第2次大戦の出来事を歪曲(わいきょく)しようとする試みに対抗するために非常に重要だ」と指摘した。