芥川賞作家の平野啓一郎氏(45)が4日までに自身のツイッターを更新。自民党の下村博文政調会長(66)の「コロナのピンチをチャンスに」発言に疑問を呈した。 この日、下村氏が憲法記念日の3日に改憲派が開いたウェブ会合で、同党が憲法改正案4項目の一つに掲げる緊急事態条項の対象に、新型コロナウイルス感染症を含めるべきだとの認識を表明。「日本は今、国難だ。コロナのピンチを逆にチャンスに変えるべきだ」と強調したという記事を貼り付けた平野氏。 「人が死んだり、後遺症で苦しんだり、仕事を失ったり、家庭が崩壊したり、メンタルをやられたりしている状況を、『チャンス』と捉える政治家がいるんですね」とつづると、「政治家以前に、人として相当、どうかと思いますが」と、その姿勢に疑問を呈していた。