国の持続化給付金を騙し取った疑いで国会議員の元事務所スタッフら4人が逮捕されました。 逮捕されたのは、総務副大臣を務める愛知1区選出の自民党熊田裕通(くまだ・ひろみち)衆院議員の地元事務所のスタッフだった加藤裕(かとう・ゆう)容疑者34歳と、行政書士の檀野眞澄(だんの・ますみ)容疑者71歳ら4人です。 捜査関係者によりますと加藤容疑者ら4人は去年7月、21歳のアルバイトの男の名義でうその確定申告書を作るなどして虚偽の申請を行い持続化給付金100万円を騙し取った詐欺の疑いがもたれています。 加藤容疑者は熊田議員の秘書ではなく党員拡大などを担当するボランティアでしたが、去年5月、「自民党の秘書」を名乗り給付金のセミナーを開催。既に逮捕起訴され公判中の愛知大学の元学生らセミナーの参加者に「自民党という立場を使って抜け道を知っている」などと不正受給を持ち掛け、成功報酬を受け取る趣旨の発言をしていたということです