「アグネス・チャンさん、困ります」香港デモ率いた周庭さん語る
香港で学生運動の先頭に立ち、「女神」と呼ばれる周庭さん(23)は、戸惑いを隠さない。
「5年前、日本のテレビで雨傘運動について聞かれた際のアグネス・チャンさんの発言は、親中派の意見でした。
彼女は“雨傘運動が民主主義を破壊する”“いまの香港は民主的”と。
彼女は“香港の選挙システムは民主的で問題ない”とも言っていましたが、明らかに事実と異なります。彼女は有名人で発信力があるので、発言するなら現状を理解してからにすべきだと思います。いまもまだ理解していないなら、なにも言わないほうがいい。日本で香港にアイデンティティがある人として発言されたら、香港人は困ります」
どこの国でも、国民は、反権力 vs 親権力 に分裂している。香港の場合:
片や民主化運動の先頭に立ち香港政府や中国共産党と対立する「民主派」、片や民主化運動に批判的な「親中派」。
中国問題グローバル研究所の遠藤誉所長に聞くと、
「一般的な香港の著名人は、デモに関して黙るしかない状況にあります。北京政府にとって好ましくない発言をすれば、中国での活動は一切できず、仕事やイベントが予定されていてもキャンセルになり、入国すらできなくなります。特に富裕層は北京政府との結びつきが強固。アグネスさんのおかあさまが香港に住まわれていて、かつ富裕層であるならば、ますますデモについては発言できないと思います」
ここまで、週刊新潮より引用。
アグネス・チャン氏は、 日本にもファンが多いが、内実はこんなにもがっかりするものなのか。
親権力派と 反権力派の枠組みは、周庭さんの香港だけでなく、多くの社会を蝕む問題だ。
日本は、安倍世襲男と松本人志、ビートたけし、橋下徹らの芸人が固く結びつく親権力派だ。現在の日本は、どうしようもない地獄状態に陥っているが、ここから脱するために、日本の親権力派と激しく闘っていかなければならない。
韓国の”親日派”のことも書こうと思う。韓国におけるアグネス・チャン的なこと。
韓国の国民を苦しめた朴正煕軍事政権のこと。日本自民党に推された朴正煕が、韓国国民を弾圧してきたが、1980年代の光州革命で朴正煕軍事政権は打倒された。それでも韓国社会には”親日派”の利権構造が巣食い、それは文化的なものとなって人々の考え方を犯してきた。今でも韓国の一方の団をなしている。